「透析と災害」
今年の1月17日で、阪神淡路大震災から15年目を迎えました。当時、被災地にいて大変なご苦労をされた方もいらっしゃると思います。
腎臓病と震災、といえば、やはり震災地での透析の体制に不安を感じる方も多いでしょう。二種類ある透析のうち、血液透析(HD)は医療機関の施設が必要であるため、普段から主治医や医療スタッフに災害時の対処法について確認しておくことがとても重要になります。阪神淡路大震災の時には大半の医療機関が機能停止に追い込まれ、透析患者さんたちは、命のリミットが迫るのを感じながら、近隣で治療可能な医療機関を探し回ったこともあるそうです※。震災の教訓が広まった現在では、そのようなことのないよう、災害時のガイドラインがある医療機関も多いため、ぜひとも事前に確認しておいてください。
腹膜透析(PD)は、基本的に施設を必要とせず、自分で行う透析であるため、比較的災害に強いと言えます。透析液の在庫と、自宅や避難所で透析液の交換ができる場所が確保できれば、治療を継続することができます。 まずは、あわてず、自分の身の安全を確保してから、透析液の在庫を確認し、かかりつけの医療機関に連絡しましょう。
また、保存期患者さんも含め、日ごろから食事に注意が必要な方は、より良好な体調で過ごせるように、避難所で出される食事や飲料に気をつける必要もあります。
まずは、普段からかかりつけの医療機関の主治医やスタッフに対処法を確認することが第一です。自分の身は自分で守ることを心がけましょう。
※神戸新聞の報道より
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0002648835.shtml
(リンク切れの場合があります。ご注意ください。)
地震は日本列島に住んでいる以上、避けられない災害とも言えます。大型地震は来なければめっけもん、と考えて、いつ来てもいいよう日頃から備えておくことが重要です。
特に命に関わりかねない「透析と災害」の問題ついては、当サイト編集部でも大きな関心をもって、何度か季刊誌『スマイル』誌上で特集を組んで参りました。
主に腹膜透析(PD)の患者さんを中心に災害時の対策を、普段の心がけからNTT災害ダイヤルの使用方法、避難所での食事で気をつけるべきことなど、具体的にご紹介しています。ぜひともご参考にしてみてください。
バックナンバーは下記URLからご覧いただくことができます。
2008年 夏号 巻頭特集 PD患者さんの災害時の対策 災害の不安を減らすために
http://www.kidneydirections.ne.jp/smile/08summer/tokusyu.html
2007年 春号 巻頭特集 災害に備えて「ライフライン」を確保
http://www.kidneydirections.ne.jp/smile/07spring/tokusyu.html
2005年 夏号 巻頭特集 -災害に備えて-
http://www.kidneydirections.ne.jp/smile/2005_02/smile/0505tokusyu.html
