腎硬化症とはどんな病気ですか。 – 腎臓サポート協会WEB
病気の基礎知識

腎硬化症とはどんな病気ですか。

回答

腎硬化症は腎臓が萎縮し小さく硬くなってしまう状態で、悪性腎硬化症と良性腎硬化症があります。ひどい高血圧のため短期間に腎機能が低下するものを悪性腎硬化症、高血圧が長期間続くことでだんだんと腎機能が低下していくものを良性腎硬化症と呼びます。近年、患者さんの高齢化などにより増加しており、現在では日本の透析導入原因の第3位です。加齢による影響などさまざまな要因が考えられ、研究が進められています。

腎硬化症は他の腎疾患とは異なりたんぱく尿が少ないことが特徴です。高血圧の人では血液検査でクレアチニンを測定しeGFR(推定糸球体濾過値)が60%未満の人では腎硬化症が疑われます。自覚症状はほとんどなく、高圧治療が中心になります。

腎硬化症で腎不全になった患者さんは、腎臓以外にも身体中の動脈硬化が進行していることが多く、心筋梗塞や脳卒中などの危険性が高いと考えられます。従来は高齢者の疾患でしたが、最近ではメタボリック症候群などの増加により、働き盛りの30代の患者さんも増えています。

参考:

腎臓教室「腎硬化症」(2008年10月)