腎臓のはたらき:中等度低下とはどのくらい? – 腎臓サポート協会WEB
病気の基礎知識

腎臓のはたらき:中等度低下とはどのくらい?

回答

腎臓の働きを示すeGFRは30~59、健康なときに比べ腎臓の機能が半分近くに低下している段階で、CKDステージ3にあたります。患者さんの数がもっとも多いステージで、原因疾患がなくても加齢に伴い腎機能が低下した人も少なくないと考えられています。

あなたの腎臓はどのくらい働いている?

日本腎臓学会のWebサイトでは、血液検査のクレアチニン値と年齢・性別から簡単に自分の腎臓の働き(eGFR)が分かります。

詳しくはこちら。 ※日本腎臓学会のサイトへリンクします。

この段階では自覚症状が現れ始め、腎臓専門医の治療が必要となります。腎臓の機能が低下してくると血液中の水分や電解質バランスが狂い、むくみが表れたり、カリウムが排出されにくくなり手足がつるなど筋肉の症状がでたりします。尿の生産機能が衰え夜間にたくさんの尿(夜間尿といいます)が出るようになったり、造血ホルモン(エリスロポエチン)の産生が低下し貧血(腎性貧血)になり、顔色が悪く疲れやすくなったりします。

ここで生活改善を徹底し適切な治療をおこなえば、腎機能の低下を抑えられることもあり、将来透析導入にならないためには非常に大切な時期でしょう。治療の基本は、原因疾患を適切に管理し、さらに食事療法を含む生活習慣の改善、薬物治療の3つです。