ネフローゼ症候群といわれ、安静をすすめられていますが… – 腎臓サポート協会WEB

ネフローゼ症候群といわれ、安静をすすめられていますが…

相談者
保存期患者、41歳、女性
相談内容
ひと月ほど前から下肢のすねから足の甲にかけてむくみがあったので、内科を受診、ネフローゼ症候群と診断されました。今は全く浮腫みがありません。現在受けている治療は、薬物療法は漢方薬で、食事療法は塩分控えめにするようにしています。
尿たんぱくは、+3や+4の状態です。実は、小学生の頃から尿の色は濃かったです。
医者からは安静するようにと言われていますが、1日中安静にしていないといけないのでしょうか? 最近は、そうしている事が苦痛で時々眠れない日があります。まったく働いてはいけないのでしょうか?
病院は内科よりも腎臓内科や泌尿器科の方がいいのでしょうか?
回答
現在かかっておられる先生からネフローゼ症候群との診断をお受けですので、かなりの尿蛋白が出ていたと思われます。
通常、診断基準として一日尿蛋白量は3.5g以上が持続しているとなっています。むくみもあったようですので血液の蛋白も下がっていたと考えられますが、漢方薬でむくみは取れたのでしょうか。原因についての情報がないのですが、現在も尿蛋白が3+~4+とのことですのでこのまま蛋白尿が持続すると腎機能が低下することが心配されます。
蛋白尿の原因には腎炎や全身性疾患などいろいろありますので、通常腎臓内科では蛋白尿に対しては腎生検を行い、病理組織学的な診断を行い治療方針を立てます。腎生検の結果により病型や程度を考慮して薬物療法を行いますが、病型によってはステロイド薬や免疫抑制薬などのいろいろな薬物療法を行います。
現在漢方薬と減塩のみ治療をお受けのようですが、ネフローゼの治療には十分でないような気がいたします。また、腎疾患に対する安静は急に腎機能が低下した場合やむくみが強く胸水や腹水がたまった時などに限られますので、蛋白尿が出ているからと言って不必要な安静は無駄になると考えられています。したがって、治療を行いながら仕事をされている方がほとんどです。 是非、一度は腎臓内科の専門外来を受診なさることをお勧めいたします。
先生も一度は専門的な意見をもらいたいお考えではないかと推察いたします。