自転車やゴルフは大丈夫? – 腎臓サポート協会WEB

自転車やゴルフは大丈夫?

相談者
保存期患者、49歳、男性
相談内容
多発性のう胞腎からの腎不全状態と診断されています。クレアチニンが3.35です。自覚症状はあまりないのですが、時々貧血のような症状があらわれたり、体がだるくなることはあります。ときどき自転車に乗ったり、ゴルフをしていますが、腎臓によくないのでしょうか。
回答
慢性腎臓病はどのステージにおいても、過労(翌朝の起床時に疲労感が残るような程度)は避け、十分な休養が必要とされています。しかし、だからといって極端な運動制限を必要とはしません。必要以上に安静臥床を強いれば、筋肉量が減少し、栄養不良の状態になってしまいます。あなたのデータから、推定糸球体ろ過値は16.9ml/分程度と推定され、慢性腎臓病のステージ4に相当します。ステージ4の場合には、日本腎臓学会の指針によると、食事療法、血圧管理がきちんとなされ、体の状態(貧血、血糖、脂質、骨・ミネラル関係など)が良好であれば、過度な運動制限は必要なく、適度な運動(過労にならない程度の運動)はむしろ身体的にはプラスの効果があります。ただし、高度のタンパク尿・浮腫(ネフローゼ症候群)、肉眼的血尿が存在する場合には安静が必要となり、過度な運動は逆効果となります。
あなたの場合は、とくに問題となる数値や症状は出ていないようなので、過労と感じない程度の運動は続けてもかまわないと思います。その際、運動の前後に尿検査を受けて、タンパク尿、潜血の変化を見てもらうと参考になると思います。しかし、貧血や極端に体がだるくなる場合は体からの警告と受け止め、運動を休んで安静にして下さい。それでも疲労感が消えない場合には、「過労」ということなので、それ以上の運動は避けて下さい。