具体的栄養指導がなく戸惑っています – 腎臓サポート協会WEB

具体的栄養指導がなく戸惑っています

相談者
保存期患者の家族、40代、女性
相談内容
母(78歳)は主治医からもうすこしで透析導入といわれています。しかし、とくに何のアドバイスもありません。栄養士に食事療法のことを相談しても、はかりではかる必要はないといわれ、読んだ本との違いに戸惑っています。
回答
腎臓の働きや症状に応じて、たんぱく質、エネルギー、食塩、水分、カリウム等の摂取量がきまります。それらの摂取量を算出するためには標準体重が必要になります。1日のエネルギー量は肥満の程度や血糖のコントロールの状態などでも異なってきますし、たんぱく質の摂取量は腎機能によっても異なります。
やはり、細やかな食事指導を受けることが必要になりますので、もう一度栄養相談室にいき、1日の栄養量、食品構成、塩分量、特殊食品の使用方法などを聞いてみてはいかがでしょうか。また、腎臓教室などを他院の患者さんに開放している病院もありますので、参加してみるとよいと思います。
*食事療法の基本
たんぱく質は腎機能に合わせて制限します。必要なたんぱく質量の50〜60%は、良質なたんぱく質(卵や肉類、魚類など)からとるようにします。また、たんぱく質を効率的に利用するために、十分なエネルギーをとることも必要です。マーガリン、マヨネーズ、ドレッシング、植物油などの油脂類をうまく使用したり、春雨、マロニーといったでんぷん食品を利用しましょう。
食塩の制限は、1日6g以下とされていますが、浮腫や血圧によって異なってきます。ただし、必要以上に厳しく制限すると脱水症状になるので注意が必要です。
水分は病状に合わせて制限します。汁物、スープ類は避け、鍋物、お粥、雑炊は控えます。果物、豆腐、アルコールなど水分の多い食品も控えましょう。
血清カリウム値が高い場合は、コーヒーを1日1杯程度とし、そば茶、どくだみ茶は避けます。豆類や生の果物(バナナ、メロン、アボガドなど)も控えます。野菜を食べるときは、30分〜1時間流水にさらすか、ゆでこぼしてから使用しましょう(なお、ゆで汁は捨てるように)。