腎不全と言われ、果物を食べてはいけないと言われました。 – 腎臓サポート協会WEB

腎不全と言われ、果物を食べてはいけないと言われました。

相談者
保存期、75歳、男性(相談者:患者家族)
相談内容
父が病院で腎不全と言われました。現在は、薬と食事療法を行っています。医者からは、果物は食べてはいけないと言われましたが、腎不全の方は、果物は、本当に食べてはいけないのでしょうか?後、食べてはいけないものはありますか?
回答
お父様が、腎不全といわれたとのこと、さぞご心配のこととお察しいたします。
この文章だけではどの程度の腎不全であるか見当がつきませんが、果物を食べないようにとの指導があったということは、カリウムの値が高いのではないかと推察いたします。
食べ物の中に含まれるカリウムは、通常、一旦体に吸収された後、不要な分を尿として排泄しますが、腎臓が悪くなると、うまく排泄できず、体の中に蓄積されてしまいます。
カリウムが体に溜りすぎると、不整脈が出たり、最悪の場合は心不全をおこしたりします。
そこで、透析直前の保存期の方など、腎臓が悪く、カリウムを正常に排泄できなくなってしまった方の場合は、食事からのカリウムの摂取を制限することが必要となります。 果物には、カリウムが多く含まれるため、食べないようにと指導があったのではないかと思います。
野菜にもカリウムは多く含まれていますが、水に溶ける性質がありますので、生で食べず、ゆでこぼしたり、水にさらしたりして、カリウムを抑える工夫をしてください。 それでも、カリウムの高い状態が続く場合は、カリウムを吸着する薬が処方されることもあります。
「なぜ制限する必要があるのか?」を理解することは、食事療法を行う上で、とても大切ですので、ご不明なことがあれば、是非、主治医や栄養士さんに聞いてみてください。
どうぞお大事に。