高齢でもタンパク制限をした方が良いのでしょうか? – 腎臓サポート協会WEB

高齢でもタンパク制限をした方が良いのでしょうか?

相談者
保存期患者、71歳、男性
相談内容
糖尿病があり12年前からインスリンも使っています。糖尿病の主治医から腎臓病専門医を紹介してもらい、たんぱく制限の食事を指導されました。しかし、70歳以上の場合、タンパク制限をしない方が良いという情報も聞き、迷っています。
回答
ご質問は、低タンパク食療法に対する懸念があるということかと思いますが、あなたの指示されている制限は、理想体重あたり約0.8g/日という比較的穏健なタンパク制限ですので、経験ある主治医の管理の下で試してみる価値はあると考えます。
あなたの場合、推算糸球体ろ過値(eGFR)は、28.9ml/分で、CKDステージ分類ではステージ4の入り口に相当します。日本腎臓学会が発行している「CKD診療ガイドライン2009」では、この時期のCKDにおいて、タンパク制限が進行を抑制するのに有効としています。そのことは、70歳以上の患者さんにおいても、あてはまるものと考えられます。
ただ、低タンパク食事療法においては、タンパク質の制限を守ろうとするあまりにエネルギー(カロリー)摂取量が足りなくなることがあり、そうすると、体重が減ったり、かえってデータが悪化したりする可能性もあります。
ですので、主治医や管理栄養士の指導のもとで行うことが大切です。