いきなり腎不全で透析が必要と言われ、家族で毎日悩んでいます。 – 腎臓サポート協会WEB

いきなり腎不全で透析が必要と言われ、家族で毎日悩んでいます。

相談者
保存期患者、41歳、男性(相談者:患者家族)
相談内容
主人は1月に高血圧・だるいなどの自覚症状があり受診したところ腎不全との診断でいきなりいずれ透析が必要だと言われ、シャント形成手術をしました。医師からの詳しい説明もほとんどなく家族でこれからどうしていいものか毎日悩んでいます。今の数値はクレアチニン6.62尿素窒素73.5です。食事も減塩に努めていますが共働きの為時間をかけれないので献立も思いつかず悩んでいます。子供は中.高生で育ちざかり。20年以上前から潰瘍性大腸炎を患っています。
回答
腎臓の機能低下は多くの場合に、余りはっきりした自覚症状無しで徐々に進行します。このため、明確な症状が出てきて医療機関を受診した時には、想像以上に腎機能低下が進んでしまっていることがよくあります。定期健診を毎年受けておられたのであれば、尿蛋白の陽性、血圧の上昇、貧血、これらに伴う自覚症にご本人が敏感であってほしかったと思います。
急いでシャント作製手術をお受けになった程ですから、腎機能は大まかに申して正常時の10分の1にまで低下していたのだと推測いたします。
ご主人と貴方が直ちに行うべきことは以下の事項です:

1)慢性腎不全の原因は何なのか? 慢性糸球体腎炎か、糖尿性腎不全?など
2)食生活の基本の学習(医師及び栄養士からの指導)
3)処方される薬剤の内容と作用(効果):何故内服するのか?
4)患者さんの血液透析スケジュールを考慮した家族全体の生活パターンの再構築
 (考え直し)
5)透析を開始したことによる潰瘍性大腸炎への影響について担当医に尋ねる
6)腎移植の可能性の追求

いずれの項目も簡単には解決策が出ないかもしれませんが、全国で約31万人の人々が維持透析で命を永らえ、その人なりの社会復帰を果たしています。最初の1年の苦難をどうか歯を食いしばって進めば、道は自ずと開けると信じます。