血液透析の準備のためにシャントをつくりましたが、太くなりません。 – 腎臓サポート協会WEB

血液透析の準備のためにシャントをつくりましたが、太くなりません。

相談者
保存期患者、64歳、女性
相談内容
糖尿病があり、血清クレアチニン値が7近くなりました。そろそろ透析の準備をと言われ、右手に内シャントを造りました。しかし、血管が太くならず、3か月後に左手に内シャントを造りました。それから2ヶ月経ちますが、まだ太くなりません。ボールを握る運動はしています。何か良い方法はないでしょうか?八方ふさがりです。どんな小さなことでも良いので教えてください。
回答
データならびに経過を拝見しました。データ的にはそろそろ透析を考える必要がありますね。
糖尿病の方ですと、動脈が細く血流が悪い場合など、シャントの発育が悪い方も多いようです。
シャント血流は血圧と体液量に依存しますので、あまり血圧を下げすぎない、また脱水などは注意が必要です。若干水分を摂られた方が、シャントは良好になります。以下の点にも注意しましょう。

・シャントを発育させるために、ボール握りなどは繰り返すこと。
・シャント側の手に負担を掛けないこと、荷物をもったり、腕時計などもさけましょう。
・寝る時は体の下にならないような注意が必要です。
 また、血流をよくするような抗血小板薬なども効果は期待できます。

いろいろやっても穿刺が困難な場合には、無理をせずに作り直す事も考えましょう。
長期に使うシャントです。早めに良いシャントに作り直すのも必要かもしれません。
主治医の先生と良く相談しましょう。
どうしてもシャントができない場合、人工血管を使う手もあります。
別な方法として腹膜透析を考えてもよいかもしれません。
PDファーストと言って、まず腹膜透析を行う方法も広く認められています。
血糖管理がよいのであれば、糖尿病の方でもまったく問題なく行うことができます。

いろいろな方法があります。心配することはありません。
主治医の先生と良く相談されて、最適な方法を選択してください。