急速性糸球体腎炎と診断されました 透析後全身が重く感じられます – 腎臓サポート協会WEB
透析治療に関して

急速性糸球体腎炎と診断されました 透析後全身が重く感じられます

相談者
血液透析、69歳、女性
相談内容
「急速進行性糸球体腎炎」と診断され、現在血液透析を週3回しています。
最近、左上腕と両太ももに赤い斑点ができたが原因不明。bunが高いことから透析も2回から3回に増えました。
また、透析後に足が非常にだるく、特に透析で水分を抜いた日は全身が重く感じられます。原因は水分に関係ありますか。
回答
急速進行型糸球体腎炎とのことから、比較的短期間で透析に入られ、ステロイド剤など原病(腎機能が悪くなった原因となった病気)に対しての薬が継続されていると思います。赤い斑点ができたとのことで、ステロイドの増量や、腎機能の悪化などで尿素窒素が高くなり、そのために透析の回数も増えたと思います。
赤い斑点は、血管炎による(急速進行型糸球体腎炎は、血管炎による腎臓病です。皮膚に赤い斑点などがでたり、肺の合併症など全身の症状を合併することがあります)斑点で、血管炎の皮膚症状ではないかと思います。そのことから、ステロイドを増量されたのだと思います。透析にはいられて、腎臓は一見落ち着いたようにみえますが、他の症状などの合併で、ステロイドや時に、免疫抑制剤といった薬も併用されることがあります。1年くらいは、ステロイド剤などで、管理することになるでしょう。

透析後に足がだるく透析で水分を引いた日は、全身が重い症状がある時は、

1)透析治療による変動に体がまだ慣れていないこと
透析に入ってまだ期間が短いので、透析治療に体がなれていないことも一因と考えます。
透析後には、水分を除去することや、老廃物を短時間の間に除去することなどに、体がまだ慣れていない場合があります。

2)透析後の血圧低下によること
透析でたまった水分を除去しますと、透析終了時には血圧が下がり、倦怠感や体が重い感じがします。 透析を始める朝の血圧、終了後の血圧はどのくらいでしょうか。透析後に血圧がさがる場合には、ドライウエイトが増加してきている(実質の体重が増加している場合があります)。
このような場合には、スタッフの方が、ドライウエイトを上げるなどして、調整してくれます。

3)透析と透析の間(透析間の体重増加)が多い場合
透析と次回の透析の間の体重増加が多いと、一度に沢山除水(水分を除去する)をする場合には、透析後の体調不良があります。
塩分、水分の管理が基本となります。スタッフの方からも、指導があると思います。

1年を経過すると、体調的にもバランスがとれ、ご自分でも透析治療に慣れてきて、社会復帰やいろいろ活動性も高くなり、充実した毎日が過ごせるようになると思います。