腰部脊椎管狭窄症ですが、マッサージをしても大丈夫ですか? – 腎臓サポート協会WEB
透析治療に関して

腰部脊椎管狭窄症ですが、マッサージをしても大丈夫ですか?

相談者
血液透析、67歳、女性(相談者:患者家族)
相談内容
母は現在2日に1度人工透析に通っていますが、腰部脊椎管狭窄症のため足が辛いようです。マッサージ治療をしている整骨院がありますが、透析患者はマッサージをしても大丈夫ですか。
血がサラサラになる薬も飲んでいるので、電気をかけたりしても大丈夫なのか?
少しでも痛みを緩和させてあげたいので、できれば通わせてあげたいのですが?
回答
病態:腰部脊柱管狭窄症は、長期透析患者によく発症いたします。
多くの場合、通常の加齢変化(変性)のほかに、維持透析患者では脊柱管の靭帯組織や硬膜外へ「アミロイド」と呼ばれる物質が定着してくることを原因とします。

症状:歩行時の痛み、下肢の痺れ、ひどくなると歩行障害などが出現します。

診断:X線写真、CT撮影、特にMRI撮影が診断を決めるうえで、有用です。

治療:基本的には保存的療法となり、消炎鎮痛薬や外固定、筋力訓練などから始めます。マッサージには「強マッサージ」と「弱マッサージ」がありますが、弱マッサージを短時間受けてみて、患者さんがどう感じるかを確り聞くことが大切です。結果が良く、マッサージを加える患者さんの皮膚の状態を直後と日を置いて観察して変化がなければ、続行していいと思います。マッサージの目的は血行の改善と筋力保持(改善)にあります。患者さんは抗凝固薬や 抗血栓薬をお飲みのようですので、強マッサージをまずは避けるべきと考えます。歩行時に強い痛みがあったり、このため歩行不能な状態であれば、手術的な治療を考える必要があります。

担当の透析医から経験のある整形外科医を紹介していただくことをお薦めします。