腹膜透析から血液透析への切りかえについて – 腎臓サポート協会WEB
透析治療に関して

腹膜透析から血液透析への切りかえについて

相談者
PD患者、74歳、男性
相談内容
腹膜透析を始めて5年目に入りますが、主治医から血液透析に切り替えるようにいわれています。今まで経過は良好でまだ腹膜透析を続けたいのですが、血液透析に切り替えたほうがよいのでしょうか。
回答
一般的に残存腎機能が低下してくると、透析不足になることがあるため、腹膜透析から血液透析への移行を考える時期といわれています。しかし、あなたのデータをみる限り、尿量(1日300ml)は腎機能の低下によるものと思いますが、とくに透析不足を示すデータはありません。また、腹膜透析の継続年数(5~8年)も血液透析への移行時期の目安となりますが、貧血や浮腫、血圧の上昇、尿毒症の症状がなければ5年目に入るところということですので、CAPDの継続は可能と思われます。

もう一つ重要なことは、腹膜の状態です。腹膜の状態はPET(腹膜平衡試験)という検査で判断します。もしPETをやっていなければ、きちんとやってもらうように主治医に相談する必要があります。腹膜の劣化があり、透析不足の状態であるならば、治療法の変更を考えるべきでしょう。

大切なことは、主治医にCAPDを中止しなければならない理由を確認することです。腹膜透析と血液透析の併用療法という選択肢もあります。まずは理由を確認してみましょう。