透析後のだるさと頭痛に悩まされています – 腎臓サポート協会WEB
透析治療に関して

透析後のだるさと頭痛に悩まされています

相談者
HD患者、59歳、男性
相談内容
半年前に血液透析を始めました。透析後に手足のだるさと頭痛があり、悩まされています。除水が少ないと苦痛が和らぐ気がして、飲食を制限して、除水を2kg以下にするように努力しています。何かよい方法があれば教えてください。
回答
透析後のだるさを考えるときには、治療後の血圧は下がっているか? 脈は? 患者さんの体格、日常の活動性、むくみなどの身体所見、透析にいたった原疾患、心臓の合併症、貧血など検査データ、現在の尿量、現在の透析条件など、様々なことを検討する必要があります。
今回の場合、詳しい情報がありませんが、体重増加が少ないと苦痛が和らぐとのことですので、おそらく透析の除水・血圧低下に関連する症状と思われます。

一般に、腎不全の方は尿が少なくなってくるので、透析を終えてからつぎの透析日までに体重が増加しますが、中2日のときは5%以内、中1日のときは3%以内が望ましいと考えられています。つまり、月・水・金透析の体重60kgの方は、月曜日には3kg以内の増加が望ましいということです。塩分を控えて、水分を減らしましょう。尿量がほとんどない方の場合は、1日700〜800ml以内の水分摂取が望ましいとされています。これには、食事の汁物や薬を飲む水、嗜好品としてのお茶など全てを含みます。

以前は2kgぐらい除水しても平気だったのに、最近はつらい、血圧が下がってきた、足がつりやすいなどの場合には、ドライウエイトが合わなくなってきた(太ってきた)可能性があるので、主治医に相談することが必要です。患者さんの自覚症状、血圧などを総合して医師が判断しますので、患者さんが積極的に情報を発信するのは良いことです。もし十分な尿量(500〜1000ml)があるのに、体重が3〜4kg以上増えてしまうとしたら、生活・食事・水分摂取の内容に問題があると考えて、栄養相談を受けましょう。また、尿量が少なくなってきて体重が増えてしまう場合は、透析時間を3時間から4時間にするなど、透析治療の見直しが必要でしょう。いずれにしても、透析とつぎの透析の間の体重増加を抑えることは、長期に合併症を予防するためにも重要です。