透析日の不規則サイクルについて – 腎臓サポート協会WEB
透析治療に関して

透析日の不規則サイクルについて

相談者
血液透析、74歳、男性
相談内容
1年8ヶ月前から透析治療を受けていますが、3ヶ月前から週三回になりました。
火曜の午前、水曜の午後、土曜の午前という不規則な間隔であることが疑問なのですが、病院の事情だと思い、医師に伺っていません。
透析後の体重も1キロほど増えました。1日置きと比べて何の問題もないでしょうか。
回答
透析と透析の間隔が長くなれば、その分水分、老廃物の貯留が多くなり、肺水腫による息苦しさ、またカリウムの貯まりすぎによる不整脈の危険が高くなります。また透析中には、水分や老廃物が急激に除去されるために、血圧の変動や体への負担が大きくなります。このため透析と透析の間隔を長く空けるのは好ましくありません。
月・水・金曜日、または火・木・土曜日など、一般的なスケジュールで週3回の透析治療が受けられている患者さんの場合、透析と透析の間隔が2日間と長くあいてしまうのは週末の1回のみです。一方、質問者の方の現在の透析スケジュールですと、水曜と土曜の間、および土曜と次の週の火曜の計2回、透析と透析の間隔が2日間あいてしまいます。このことが、やや質問者の方の体の負担を増やす可能性を懸念いたします。
質問者の場合、水曜日は連日で透析を行っていますので、体重の増えも少なく、透析中の経過も安定しているのではないでしょうか。水曜日の透析終了後には老廃物が十分除去され、血液は極めてきれいな状態になっています。一方、火曜日と土曜日の透析の際には、前回の治療から2日間空いていますので、それだけ水分と老廃物の蓄積が多くなり、透析の前後を通して体に負担がかかり易い状態となっています。

質問者は、最近になって透析の回数を2回から3回に増やされたばかりとのことですので、まだ少し尿が出ており、ある程度余裕をもって透析治療を行っている状態であると推察いたします。週2回で治療を行っていたころと比べれば、透析と透析の間の間隔は短くなっていますので、現在の不規則な透析スケジュールの下でも、すぐには体への大きな悪影響はないように思います。
しかし、なるべく均等に、間隔を空け過ぎずに透析を行い、体への負担を最小限にすることが望ましいと思います。現在火・水・土曜日というやや変則的なスケジュールで治療を行っているのは、おそらくそこでしか透析ベッドが確保できない等の病院側の都合によるものもあるかと思われます。すぐに標準的なスケジュールに移行することは難しい場合もあります。そこで、まずは透析室の担当医とご相談いただき、将来的には月・水・金または火・木・土に透析を行いたい旨、伝えていただくのがよろしいかと思います。これらは決して無理な要求ではありませんので、先生も気分を害されることはないかと思います。