おいしく!楽しく!食事作りのヒント
ネバネバ冷めん

うどんの原料は小麦粉なので,消化の良い炭水化物が多く含まれています。しかし,ビタミンやミネラルはあまり含まれていません。うどんは他の食品との組み合わせが容易なので,食べ合わせを工夫することでうどんに不足している栄養素を摂ることができます。ビタミンB群や鉄を含んだ植物性たんぱく質である納豆と,カロテンやビタミンの豊富な夏野菜(かぼちゃやオクラ,トマトなど)を組み合わせれば疲労回復を促進します。さらに,納豆,ながいも,オクラに共通するネバネバはムチンという成分で,これも疲労回復に有効な食品です。 また,腹膜透析(PD)の患者様にとってめん類は塩分が気になるところですが,すり下ろしたながいもにめんつゆを加え,めんに絡ませて食べることにより,少量のめんつゆでも食べやすくなります。また,香味野菜(しその葉・みょうが など)をたっぷり使うことでも塩分を控えることができます。
材料(1人分)
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ゆでうどん
150g
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納豆
50g
1パック
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うずらの卵
10g
1個
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ながいも
50g
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なす
30g
1/2個
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植物油
10g
大さじ1弱
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かぼちゃ
30g
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オクラ
10g
1本
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トマト
10g
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しその葉
1g
1枚
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みょうが
8g
1/2個
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わさび
少々
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めんつゆの素(3倍希釈)
15g
作り方
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(1)
ゆでうどんは熱湯で2 - 3分茹で,冷水で冷やし,水気をよく切る (今回はお手軽に作れるようにゆでうどんを使用しましたが,乾めん50gを使用しても構いません)。
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(2)
ながいもは皮をむき,酢水にさらし(アク抜き),下ろし金ですり下ろす。
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(3)
納豆は軽く混ぜる。
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(4)
なすはガクを外し,縦半分に切る。なすの縦3/4の位置まで5本の切り込みを入れ,水にさらす(アク抜き)。 水気をふき取り,植物油で両面を焼く。
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(5)
かぼちゃは3mmの薄切りにし,茹でる。
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(6)
オクラはガクの周りの硬い所を切り,熱湯で1 - 2分茹で,小口に切る。
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(7)
トマトは3mmの薄切りにする。
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(8)
しその葉・みょうがはそれぞれ千切りにし,わさびと一緒に小皿に盛り付ける。
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(9)
器にゆでうどんを盛り,その上に(3)(4)(5)(6)(7)を盛り付ける。
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(10)
(2)にめんつゆの素を加え,よく混ぜ合わせ,うずらの卵を割り入れる。
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※
(9)に(8)(10)をかけ,混ぜ合わせて食べる。
バクスター株式会社「スマイル2005年 夏号」より
お料理アドバイス「簡単健康クッキング2005夏」で紹介されているお料理です。