検査

慢性腎臓病(CKD)は、最初は自覚症状が出ないため、
発見が遅れることの多い病気です。

そして、病気が進むと腎臓の働きを取り戻すことができない恐ろしい病気でもあります。
早期発見・早期治療のためにも、定期的に健康診断を受け、腎臓病が疑われた場合には、より専門的な検査で腎臓の状態をさらに詳しく調べるようにしましょう。

慢性腎臓病とは?

さまざまな原因で腎臓の働きが徐々に悪くなる病気を慢性腎臓病(CKD:Chronic Kidney Disease)と呼んでいます。日本では、成人の8人に1人にその疑いがあると言われています。腎臓病は自覚症状が少ないため、気づかないまま症状が進んでしまうことが多く、進行すると、透析治療が必要となります。2019年末現在で、34万人を超える方々が透析治療を受けており(※1)、これは国民の366人に1人にあたります。

※1 日本透析医学会統計調査(「わが国の慢性透析療法の現状 2019年12月31日現在」)より

生活習慣病と腎臓病

慢性腎臓病には、腎臓そのものが悪くなる場合(慢性糸球体腎炎など)と、糖尿病や高血圧から腎臓が悪くなる場合があります。糖尿病や高血圧を防ぐことで腎臓病を予防したり、その進行を遅らせたりすることができますので、生活習慣を改善することは大変重要なのです。

腎臓病予防が、心臓病や脳卒中の予防に

腎臓の働きが正常の60%以下になると心筋梗塞や脳卒中になる危険が増すといわれています。腎臓病の早期発見、早期治療は腎臓を守るだけでなく、心臓病や脳卒中の予防にもつながるのです。

透析の治療を受けている34万4640人

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