体験談 / 一病息災 Vol.93(2017年6月号)

腎臓病と共にイキイキと暮らす方々に、腎臓サポート協会理事長 松村満美子がインタビュー
(職業や治療法は、取材当時のものです)
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斎藤 千代子 さん(さいとう ちよこ:1947年生まれ)

治療法がわからないまま透析に腎移植のおかげで弓道一筋に仕事を全うできた今、再び透析が私を活かしてくれている
1947年3月生まれ。70才。元保健体育教員。24才のとき検診で尿タンパクを指摘され、複数の病院で慢性糸球体腎炎と診断される。1988年血液透析導入、翌年、父親から提供を受け腎移植。2006年再び血液透析開始。移植後は弓道部の顧問として、毎回のように生徒たちを全国大会に導く。20代で結婚、夫と二人暮らし。

患者さんの体験談~一病息災~ vol.93

命もらったんだから、辞めるわけにはいかないんだ働いて社会に恩返ししなくては

国体やインターハイで活躍している弓道の名門、石岡商業高校の教師で弓道部の顧問をしていた斎藤千代子さんは、20代の検診で尿タンパクを指摘されました。治療法はないといわれ病院から足が遠のいていましたが、腎臓病が悪化したためカリウム値が高くなり、心不全になって透析導入。その後父親からの提供で腎移植をし、定年後に再び透析に戻りました。透析や移植の素晴らしさ、支えてくれたドクターたちとの出会いを話してくれました。

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