腎臓移植を受ける機会が増えるために ~10月は臓器移植普及推進月間です~  他

腎臓移植を受ける機会が増えるために ~10月は臓器移植普及推進月間です~

 日本では臓器提供が少なく、献腎移植より生体移植のほうが多いのが現状です。生体移植は健康な家族に大きな負担がかかります。待機年数が約15年と言われている献腎移植がもっと早く、もっと多くおこなわれるようになるためには、脳死臓器提供・心停止後の提供が増えることが必要です。移植を待つ立場の方々も、家族や友人、周囲の方々と臓器提供の意思について考えておきましょう。健康保険証、運転免許証、マイナンバーカードには意思表示欄があり、「親族優先提供」について記載することもできます。一人でも多くの方が臓器提供について考え、意思表示しておくことが大切です。
 詳細は、日本臓器移植ネットワークのホームページでご確認ください

そらまめ情報ボードVol.126

移植を待つ人に希望の光を ~グリーンリボンキャンペーン~

  臓器移植法が施行された10月16日(1997年)を「グリーンリボンデー」とし、その日を中心に全国でさまざまなグリーンリボンキャンペーンが展開されています。移植を待つ人に希望の光が届くことを願って、東京タワーや全国各地の著名なランドマークをテーマカラーのグリーンにライトアップしたり、各地でセミナーやイベントもおこなわれ、臓器提供を決断したご家族や移植を受けた方のお話を聴く機会も増えます。
 「グリーンリボンキャンペーン」で検索し、SNSなどで活動を共有しましょう。

そらまめ情報ボードVol.126

コラム

 日本臓器移植ネットワークによると、2023年4月の脳死臓器提供者数は17例。移植件数は74件でした。コロナ禍で激減していた臓器提供が増えてきています。特にお子さんからの提供の場合、お子さんへの移植が優先しておこなわれるルールもあります。献腎移植を希望する場合は、移植施設を通じて希望登録しましょう。
 なお、2021年は99名の腎臓移植がおこなわれ、移植時の平均年齢 51.3歳(最年少5歳、最年長74歳)、16歳未満の移植は8名、16歳以上20歳未満の移植は4名でした。

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