日本透析医学会(大阪)で講演しました

 2025年6月29日、日本透析医学会(大阪)では、「CKD患者が適切な造影剤検査を受けるための啓発活動」で「CKD患者の立場からの共同意思決定」を講演しました。

 腎臓病患者さんは造影剤を使った検査を控える傾向がありましたが、新たな科学的根拠の蓄積や機器・造影剤の進化もあり、その概念が変化しつつあります。

 「造影剤腎症を恐れて造影剤の使用を避けた結果、患者さんにかえって不利益を与えうる」という「リーナリズム」という概念が注目されています。医療者と患者さんの両方が知識のアップデートを行い、適時適切な検査で早期確定診断に臨むことがCKD治療に大切です。

 腎臓サポート協会では、この状況にいち早く対応し、患者さん向けの記事やオンライン市民公開講座などを発信してきました。

「そらまめ通信vol.124」腎臓教室「腎臓病の重症化予防に役立つ画像診断」の記事はこちら オンライン市民公開講座(2023年)「ステージに合った検査と造影剤の使用について」はこちら オンライン市民公開講座(2024年)「腎機能に応じた画像検査による早期の確定診断と治療」はこちら