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腎臓病ニュースピックアップ

腎臓病ニュースピックアップ

2010年3月のニュース

このコーナーでは、毎月1つ、腎臓病に関する最新のニュースをとりあげてご紹介します。
「春の健康診断シーズン:腎臓病の関連数値は?」

4月になって学期や年度が変わると、学校や職場で健康診断を受けられる方も多いと思います。昨年からは40歳以上の方を対象に特定健診(メタボ健診)もはじまり、再び注目の集まる健康診断ですが、春の健康診断シーズン、気になる数値はありませんか?
今回は健康診断の中でも、特に腎臓関連の項目について数値の見方をご紹介します。
健康診断のメニューは所属する健保組合などによって異なりますが、標準的なセットでは、腎臓関連の項目はだいたい3つ用意されています。

1. 尿タンパク
尿検査。腎臓の機能が落ちていないかどうかを調べます。(+)以上で再検査です。
2. 尿潜血反応
尿検査。尿路結石や腫瘍、IgA腎症の有無を調べます。(+)以上で再検査です。
3. クレアチニン
血液検査。アミノ酸の一種であるクレアチニンは、腎臓が正常の時には尿から排泄さ れ、ほとんど血中に残りません。よって血中のクレアチニンの濃度を調べることで、腎臓の機能が正常か否か判定することができます。正常の値は、だいたい男性で0.6~1.1mg/dl、女性で0.4~0.7mg/dlとされます。これ以上の数値の方は再検査を薦められることが多いようです。


すでに腎臓病の診断を受けられた方にはおなじみの項目ですが、一般の方にとって、まだ不明なところが多いようです。特にクレアチニンは、eGFRの元となる数値でもありますので、ぜひとも注目してみましょう。
腎臓病なんでもサイトでは、クレアチニン値と性別・年齢から、eGFRを計算できる「腎機能チェック」を提供しています。健康診断の結果を元に、一度計算してみてはいかがでしょうか?

「簡単!腎機能チェック」はこちらから
http://www.kidneydirections.ne.jp/kidney_tests/check.html

ニュースの解説とツボ

みなさんは尿タンパクに異常があったら再検査に行きますか?
2007年の世界腎臓デーに、日本慢性腎臓病対策協議会が調査したところによれば、健康診断で尿タンパクに異常があっても、再検査に足を運ぶ人は半分にとどまる、という結果がでています※。足を運ばない理由の第1位は「大した異常だとは思わない」というもの。腎臓病に対する意識の低さが目立ちました。
確かに、尿タンパクは、疲れたり、風邪をひいていたりしても検出される場合があるため、軽視されやすいことは事実です。しかし、腎臓学会によれば、尿タンパクが出ている人は、出ていない人に比べて、おおよそ2倍のスピードで腎臓の機能が低下する、とされています。腎臓病を調べるための、とても重要なサインといえます。
腎臓病(慢性腎臓病)は、重症になるまで自覚症状がほとんどないため、早期発見のためには健康診断などによる地道な検査が大きな役割を果たしています。
自分の健康を守るという高い意識をもって定期的に健康診断を受け、何か異常があれば必ず再検査に行くようにしましょう。

※<プレスリリース>「健康と腎臓に関する一般意識調査」日本慢性腎臓病対策協議会(PDF)
http://j-ckdi.jp/domain/images/pdf/20070301_03.pdf

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