特集 もっと『透析』を知ろう!

早わかり - - - 「透析」って何?

このコーナーを読めば、簡単に「透析」のことがわかります。もっと詳しい情報を知りたい方は、“詳しくはこちら”をクリックしてください!

透析って何?

働きが低下した腎臓の代わりに、老廃物(体にとって不要なもの)や余分な水分を体の中から取り除く治療法を「透析」と呼びます。
「透析」には、「腹膜透析(PD)」と、「血液透析(HD)」とがあります。
「腹膜透析(PD)」は、患者さん自身の腹膜を用いて、「血液透析(HD)」は、血液を体外に取り出してダイアライザーというろ過装置に通すことで透析を行います。

透析って何?

 

どうして透析が必要なの?

腎臓の働きが悪くなると、体の中に老廃物がたまり、尿毒症になります。このような場合、働きが低下してしまった腎臓の代わりに老廃物を取り除く治療(腎代替療法:透析)をしないと、命にかかわる深刻な状態になってしまいます。
腎代替療法には、腎臓移植以外に腹膜透析(PD)と血液透析(HD)があります。

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腹膜透析(PD)と血液透析(HD)、2種類の透析があります
腹膜透析(PD)
患者さん本人の腹膜を利用して血液をきれいにする方法です。
自宅や職場で行える在宅医療で、通院は月1~2回。
さらにPDには、就寝中に器械を使って自動的に透析液を交換するAPDと、日中に数回透析液を交換するCAPDがあります。
PDは、より長く自分の尿が出ると言われています。
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腹膜透析(PD)

 

血液透析(HD)
透析器(ダイアライザー)を通して血液をきれいにする方法です。
週3回程度、医療施設へ通院して行う医療です。治療時間は1回約3~4時間です。
短時間で集中的に透析を行うため、自分の尿は次第に出なくなります。
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血液透析(HD)

 

治療法を検討するときのポイント
治療法を検討するときのポイント
透析は、移植を受けない限り、一生続ける治療法です。つまり、患者さんご本人や介護者の方の日常生活に深くかかわる治療です。透析を充実した生活を支えるための治療ととらえ、PD、HDそれぞれの特徴をよく理解したうえで、患者さんの病態と生活スタイルに合った治療法を検討することが大切です。また、もちろんのことですが、PDをやってからHDに、あるいはHDをやってからPDに変更することも可能です。医療機関で納得のいくまで説明を受けましょう。
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最新・透析事情

現在、日本の透析患者さんの数は27万5千人、2010年までには30万人を超えるといわれています。そんな中、透析療法をめぐる状況は、近年大きく変化しています。
腎不全の治療には、腹膜透析(PD)、血液透析(HD)、腎移植の3つの治療法がありますが、患者さんの状態によってそれらを組み合せたり、変えたりすることで、QOLだけでなく生命予後も改善することが報告されています。2009年には、日本透析医学会において、腹膜透析(PD) 治療のガイドラインも作成されました。

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そろそろ透析と言われたら・・・医師と看護師によるアドバイス

透析導入時に関する、医師・看護師からのアドバイスです 「“透析”を正しく理解して快適な生活を」
出席者:昭和大学病院 腎臓内科   加藤徳介先生 (腎臓内科 助教)
保坂 望先生 (腎臓内科 助教)
  上村典子看護師 (入院棟10階病棟看護師)
  竹内千草看護師 (血液浄化センター看護師)

 

「そろそろ透析を」と告げられたら・・透析という言葉自体はよく見聞きしていても、実際にどのような治療なのか、生活はどう変わるのか、大きな不安がつきまとうのではないでしょうか。そこで今回の特集では透析への理解をより深めるために、昭和大学腎臓内科の先生と看護師の方々に、透析導入との向き合い方、腹膜透析(PD)と血液透析(HD)それぞれの特徴、治療の選択肢の考え方などさまざまなアドバイスをいただきました。

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患者さんの体験談

座談会内でのお話に関連した患者さんの体験談を紹介します。

  • 「PD(腹膜透析)ファースト」で導入。体調に合わせ、血液透析(HD)に切り替えたケース

    第6回 高橋 かづささん
    PD⇒HD

    PDの10年間は最大のメリットである“時間的な自由”を生かして、HDに移行した現在も『悔いのないようやりたいことは全部やる』の精神で、充実した日々。

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    高橋 かづささん
     
  • 導入時は、血液透析(HD)。その後、仕事のことを考えて腹膜透析(PD)に変更。現在はPD、HD併用というケース。

    第1回 小関 盛通さん
    HD⇒PD⇒PD+HD

    「いまは透析の質もいいし、HDやCAPDなどいろいろな選択肢があるので、気持ちの余裕ももっていてほしい。透析は、生活するためにある。ライフスタイルは健常者と一緒なんです」。

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    小関 盛通さん
     
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  • 腹膜透析(PD)、血液透析(HD)の両方を経験後、移植をしたケース

    第18回 柳瀬 隆子さん
    PD+HD⇒移植

    仕事が続けられるよう、腹膜透析(PD)で透析導入。不妊治療も出産をPDと血液透析(HD)の併用で切り抜け、「子どものために生きたい」と腎移植を受けた。

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    柳瀬 隆子さん
     
  • 腹膜透析(PD)を導入後も、交響楽団のバイオリニストとして年間80以上の公演をこなしているケース

    第17回 望月 壽正さん
    PD

    器械を使って夜寝ている間に自動的に行う腹膜透析(APD)を知り、「これなら仕事が続けられる!」と、迷わずAPDを選択。「仕事も旅行もやりたいことは何でもやって、快適な毎日を送っています」

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    望月 壽正さん
     
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他の患者さんの体験談もご覧になりたい方はこちら

自分なりのペースで少しずつ・・・透析導入期のストレスを乗り越えるために

透析導入期の患者さんの心の変化と不安の乗り越え方についてなど、臨床心理士からのメッセージです 「導入期の患者さんの気持ち」、「透析を始める前後でのストレス」 お話:臨床心理士 中村菜々子 博士(人間科学) 兵庫教育大学発達心理臨床研究センター 准教授

「いずれ透析ですよ」と言われてから透析を開始するまでには、様々なストレスを経験する可能性があります。この文章を読んでいる皆さんは、今まで、どのような気持ちの変化を経験なさったでしょうか。ショックやつらさ、認めたくない気持ち、あるいはあきらめたり投げ出したくなる気持ちになることは多くの患者さんに生じる、人の心の自然な働きです。
一般的な心の変化について知識を持った上で、自分なりのプロセスを大切に、自分なりのペースで、少しずつストレスと向き合い、行きつ戻りつしながら、少しずつ治療法や生活上の肯定的な側面も見出していくことが大切なのではないでしょうか。
詳しくはこちら
透析導入期の患者さんの心の変化と不安の乗り越え方についてなど、臨床心理士からのメッセージです

 




 

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